このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法 | 北野 唯我 |本 | 通販 | Amazon

この本は2018年に発売されたもので、その当時の本屋さんのひな壇にあり、タイトルにもインパクトがあったので購入しました。大掃除の時に、本棚の整理をしていて、目にとまったので改めて読んでみました。この本を読むのは2回目になります。

過去のマーキングをみて、当時の私と今の私にも響く言葉と、今の私だからこそ響く言葉がたくさんあり、新たな発見がありました。この本はビジネス書ではありますが、主人公がいて、物語のように進んでいくので、言い回しが難しい部分もありますが、スラスラと読めます。

私も、この本の主人公である青野と同じく、転職したいと思いつつ、今の会社に居続けるという選択肢もあるのではないかと思っているので、感情移入しながら読んでいました。この本の中で語られていたのは、転職=悪ではないということ。ここにしか居場所は無いという考えを捨てる事。辞められないではなく、辞める、辞めないの選択肢を持つこと。それが重要なのだと改めて学びました。

会社を選ぶ上で重要なこと

①マーケットバリュー ②働きやすさ ③活躍の可能性

・どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているのか?

・いちばん社内で活躍し、評価されている人はどんな人か?

・自分と同じように中途で入った人物で、今活躍をしている人はどんな部署を経て、どんな業務を担当しているのか?

書籍の文言をそのまま写したものです。この質問に対してはっきりとした答えが出せないような会社には行くべきではないとのことです。特に響いたのは、活躍の場があるかという問い。やりがいは、人から必要とされた時や、評価を頂けた時にこそ感じるものだから・・・。転職できたらゴールではなく、転職先で自分が仕事で活躍できているという想像が出来るかどうかも重要であるということだ。

そして、忘れてはいけないのは、給料を貰えるのは当たり前と思わないこと!会社は、社長や先代がゼロから作り上げたモノあることを忘れてはいけない。そして、会社を支えている営業マンに対しての感謝を忘れてはいけない。

私の上司は、自分の給料分は最低でも稼がないといけない!と常日頃語っています。そして、関東営業所の取締役であることから、営業所の従業員を守れるだけの利益を稼ぐことに対しての意識の高さは尊敬に値します。ただ、意識が高すぎて、私はついていけてないです(笑)

人生をRPGゲームに例える

仕事の楽しさは「緊張と暖和のバランス」が決めるとありました。

ゲームは交互に出現する弱い敵と強い敵によって成り立っている。弱い敵だけでは飽きてしまうし、強い敵だけだと疲弊してしまう。人生と仕事と一緒ですね。

難関や適度のストレスがあってこそやりがいを感じるものだから・・・。

なぜ給料が低くてもウエディング業界や美容師などに希望者が絶えないのか?それは、仕事にクリエイティブな要素があり、やりがいを感じやすいから。逆に、事務の仕事は一般的に人気がない。しかも事務の給料は、正社員のウェディング業界よりも高いことが多い。なぜならば、人気のない仕事というのは高給でないと誰もやりたがらない。接客業といったサービス業は、お客様の感謝の気持ちをダイレクトに感じることが出来るので、やりがいを感じる仕事で、私はそれを実感している。

私の今後について

どうしてもやりたいことがあるなら、そもそも今こんなところにいないだろ?

この言葉に勇気を貰いました。勿論好きなことを仕事にできたら最強ですが、そんなのは、やっていく内に、経験を積み重ねていく内に、苦手だった事柄が好きになったり、逆に苦手だと気が付いたり、また自分の嫌いな事柄を理解することで見えてくる得意な事もある。自分の武器や特色は、自分で気付かず、人から教えて貰うことが多い。

今の私の仕事には、やりがいを感じている。

でも、私の能力が役に立つのはここだけではないという事も知っておかないといけないと思いました。2023年は、退職届をいつでも出せる状態にして、経験積んで、自分の武器を磨きつつ、会社への恩返しも忘れずに、日々の業務に励んでいきたいです。