2023年も残りわずかとなりました。旅行会社の身として今年を振り返ってみると、過去最高に忙しかったです。新型コロナウイルス感染症が、「新型インフルエンザ等感染症(いわゆる2類相当)」だったのが、今年(2023年)5月8日から「5類感染症」になったことにより、様々な規制が緩和され、旅行業というよりは、サービス業全体的に忙しくなったことでしょう。また、国の制作である「全国旅行支援」は、2022年で終わらず、割引率が下がったものの2023年も引き続き行われていた為、閑散期の全くない1年でした。
今年は、何もかもが早かった・・・
今年の異常気象には苦しみました。例年が全くあてにならなかったです。桜も例年の見頃よりも約1週間以上早いところが多く、東京の桜の開花宣言は3月15日でした。桜の見頃の時期でお天気の良い日があまりなかったので、今年の都内ツアーは、お花見としてはご満足いただけなかったかと思います。ニュースでみたのですが、桜の名所として有名な青森県「弘前城」が、例年の見頃がゴールデンウィークのハズが、4月中旬には見頃を迎えてしまい、桜まつりの開始日を1週間程前倒しすることになったり、GW宿泊予約のキャンセルが相次いだり、一番の稼ぎ時であるGWには、観光客を見込めない状況となってしまうというような報道がありました。
茨城県「ひたち海浜公園」のネモフィラの丘は、例年ゴールデンウィークに見頃を迎えるのですが、4月中旬には見頃を迎えておりました。また、バラ園の見頃も早かったです。例年なら6月中旬頃まで楽しめるハズなのですが、6月上旬には見頃過ぎとなっていました。
6月頃が旬のさくらんぼですが、暑すぎた影響で、今年はどこも不作でした。11月頃に神奈川県の三浦にみかん狩りに行きましたが、11月でも全然涼しくなっていないため、青いみかんが多く、食べごろのみかんを探す方が大変でした。三浦のみかんは不作でしたが、千葉県南房総のみかんは豊作でした。
また、群馬県「原田農園」のシャインマスカットも豊作でした。個人の感想ですが今までの中で一番大きかったように思いました。味も良く、お客様からも大好評でした。寒暖差が生んだ豊作の果物もありました。とはいえ、栗や柿、りんごなども暑さの影響を受け、今年の果物狩りは、全体的に不作という印象でした。
秋らしからぬ気候でした
地球温暖化の影響か、とにかく今年は暑い日が続き、かと思えば10月の初めに12月並みの寒さと急に涼しくなり、10月中旬頃からはまた暑くなったりと、いつ秋だったのか判断に困る年でしたね。涼しい期間が短かった為か、普段なら金色や真っ赤に紅葉するハズの木々が、茶色に染まり、全体的に色づきが良くなかったです。
今年も茨城県「袋田の滝」に行って参りました。例年より紅葉は遅れているとのことではありましたが、キレイな色づきではなく、茶色のまま散ってしまったとのことでした。ちなみに下記の写真は、2022年11月2日に撮影した「袋田の滝」です。日程も、撮影ポイントもほぼ一緒なのですが、違ってみえますよね。今年は水量少ないなとは思いましたが、去年もでしたか(笑)
旅行日程決めが、最大の課題!
今は、3月&4月のバスツアー企画を練っているところです。桜の見頃は短いので、行程ももちろん大事なポイントですが、要はやはりお花見(桜)なので、日程決めが最大の難関です。日程決めるのも悩ましいのですが、近年の人手不足は深刻な問題で、特にバスのドライバーさん不足の影響で、お客様の希望の日程でご旅行がご案内出来ないことが多々ありました。昼食会場も同様で、人手不足の為、受け入れ人数が減ってしまったり、はたまた団体の受け入れ事態をやらなくなった施設も増えてきました。コロナ前は、昼食会場や農園、見学施設の空き状況を気にしていれば良かったのが、今はバスの空き状況を一番に気にしないといけなくなってしまいました。
また、物価高やドライバーさんの拘束時間の短縮など、課題が山積みで来年以降の旅行企画は大変な予感しかありませんが、来年も何やかんや今の仕事で頑張ります。