2008年にスタートしたという「ふるさと納税」財政問題を抱える地方自治体を他の地域の人々が寄付というかたちで支援し、返礼品を受け取る制度です。「ふるさと納税」は、地方の特産品を注文できるネットショッピングではなく、被災地や財政難に苦しむ自治体を応援するための制度です。
私は、日本全国の名産品について学ぶべく「文藝春秋 ふるさと納税読本2023」を購入しました。買った当時はパラパラ読んだだけで深く読み込んでいなかったのですが、令和6年1月1日に、能登半島を震源とする大地震があり、YouTubeのニュースチャンネルにて「ふるさと納税」で寄付金を集めているという動画をみて、改めて「文藝春秋 ふるさと納税読本2023」を読み直そうと思いました。
本来の目的
「ふるさと納税」とは、都会に集中する税金を地方へ還元し、出身地や応援したい地域に寄付して地方を創生することです。単なる特産品のネットショッピングや節税の手段ではなく、応援する側もされる側も、名産品を調べて、その地域に対しての思いを馳せる機会になることでしょう。「ふるさと納税」利用者は年々増えて、今では740万人を超えたそうです。
ふるさと納税の主な活用内容としては、「歴史・文化・観光の復興」「環境・景観の保全事業」「子育て及び福祉支援」その他、地域ごとの活動支援などが挙げられていました。自治体の仕事は市民への行政サービスを提供することです。少子高齢化の過疎地域では、住民の交通機関についてや、買物が不便な場所に住んでいるお年寄りに車での移動式スーパーをどう工夫するかなどを考えているとのことです。
主要ふるさと納税サイト
ポイント還元の観点から私が利用しているのは、「楽天市場」ですが、その他にも様々なサイトがあります。サイトによって扱っている自治体数や品目に特色ががあり、特典にも違いがあります。
【楽天市場】【楽天市場】楽天ふるさと納税|はじめての方でも簡単! (rakuten.co.jp)
【ふるさとチョイス】【ふるさとチョイス】お礼の品掲載数No.1のふるさと納税サイト (furusato-tax.jp)
【さとふる】ふるさと納税サイト【さとふる】ランキングとレビューで探せる認知度No.1 (satofull.jp)
上記記載のサイトが、参加自治体数1000以上のサイトです。他にも「au Payふるさと納税」「ふるなび」などもあります。
ふるさと納税について考える
最近のニュースでは、ふるさと納税での返礼品の品質が良い悪い、発送されていない等の話題で、ふるさと納税=返礼品目当てという印象でしたが、本来の目的は寄付であることを今更ながら知りました。私は今日、この「ふるさと納税」制度を利用して、震災支援として石川県に寄付をしました。私の場合は楽天市場を通じてになりますが、自分の応援したい地域に直接納税できる良い制度だなと思いました。
納税や税金、確定申告などの詳細については、まだまだ理解が追いついていないので、今後学んでいきたいと思います。
震災地に対しての支援で今の私ができるのは寄付くらいです。皆の寄付金が被災されている方々のお役に立ちますように。私が思う一番の復興支援は現地に直接赴いてお金を落としていくこと、物資を持っていくことだと思っています。観光業に携わる者として今後私に出来ることは何かを考えていきたいと思います。